2015年12月14日月曜日

忘年会シーズン到来 ~役立つ豆知識をご紹介~



肌寒い風が身を差す今日この頃でございますが、早いもので今年も一年が終わろうとしております。
 
個人的には、社会人になってからの時間経過のスピードはあまりに早く
大袈裟でなく「あっ!」という間に今になっているという感覚です。

ロイヤルハウジングの宴会部長としましては、この時期はやはり「忘年会」にフォーカスを当てて
忘年会にまつわる役立つ豆知識を2点程、書かせて頂きたいと思います。

 

①     「無礼講」は無礼講にあらず?


忘年会シーズンになりますと、避けて通れないのは会社の忘年会。その中でよく耳にする言葉「無礼講」。

広義で解釈しますと上下関係を忘れて飲んで良い宴会という事ですが、この言葉、注意が必要です。
特に若い世代の方に多く見受けられるのですが、羽目を外して上司にタメ口をきいたり
会社の悪口を言ったり、相手が気にしている事を言ったりしていませんでしょうか。

それは絶対にNGです。

無礼講の由来は発信者や地域によって異なりますが、その内の1説で遥か昔の事ですが
 
 普段腹に溜めて言えないような家来の思っている本心を聞き出しやすくする為に
                              偉い人が考え出した「智略」である
という説があります。
智略」というくらいですから、偉い人から見たら部下は試されているとも見て取れます。

事実、多くの職場では上下関係を重んじる風潮があり
上司は部下の振る舞いを観察しているものではないでしょうか。

現代風に当てはめてみますと、宴会も仕事の延長として捉え、上下関係を意識しなくて良いとは言え
そういった場面でも緊張感を持って振る舞わなければ、信用を失ったりと
後々思わぬしっぺ返しが来るという事でしょう。

私自身もそういった先人達の教訓を活かしながら、また自分自身の教訓を活かしながら
楽しい宴会を企画できればと改めて考えさせられました。

 

②     「一本締め」 正しい使い方、ご存じですか?


楽しい宴会も終盤になりますとよく耳にする掛け声があります。
「それでは一本締めで締めたいと思います!皆様、お手を拝借! いよ~お! パン!」
この様に手締めを行ってその場を一旦締めるのは、よくある光景と思います。

この一本締め、正しくは「一丁(イッチョウ)締め」と呼ぶのはご存じでしょうか。
一本締めとは、本来は「パパパン、パパパン、パパパン、パン」という拍手をする締め方であり
拍手を一度だけする締め方では無いのです。

ですが関東圏の一部の地域では、この一丁締めを一本締めと呼び
締めの挨拶として活用している事から決して間違いでは無いのですが
他の地域出身の方と一緒になった場合等違った文化が存在しますので注意が必要です。

ここで、主な手締めのパターンをご紹介させて頂きます。

 

 【手締めの仕方~主な利用シーン~】


三本締め…パパパン、パパパン、パパパン、パン! ×3

     ※公式・正式な行事で、主催者のみならず内外の関係者が
      多数集うパーティー等で主に用いられます

一本締め…パパパン、パパパン、パパパン、パン! ×1

     ※会社の忘年会や歓送迎会等、単一組織の宴会の際に主に用いられます。

一丁締め(関東一本締めとも呼びます)…パン! ×1

     ※居酒屋やパーテーションで区切られた会場等で行われ
      何回も手打ちをすると部外者に迷惑をかけるような場所で主に用いられます。

以上の様に、TPOに応じて使い分けをするものの様です。 

基本的には楽しい宴会ですから、あまりお固く違いを気にしても仕方ありませんが
第三者がいらっしゃる場等において正しいやり方や相違点を把握していないと
それはそれで恥をかいてしまいますので注意が必要です。



長くなってしまいましたが、以上2点の役立つ豆知識を書かせて頂きました。

とは言ってもやはり「楽しい宴会にする為にお互いが気遣いをする事」が第一と思います。
またやりたい!と思えるような実りのある節度を持った宴会を楽しみたいですね。

※上記豆知識は諸説あります。悪しからず。

 

↓昨年の年末総会での写真です。今年も参加させて頂く総会も、このような楽しい会にしたいです。
 開催して頂く木島社長、ありがとうございます。