2016年6月30日木曜日

車と車のコミュニケーション


仕事や仕事以外の時でも移動手段として車を使うことが多いですが、最近よく見かける光景があります。
 
         ・ウインカー(方向指示器)を点けずに車線変更をする車

         ・二車線にまたがって走行する車

         ・車間距離をとらずに走る車

          など、自分が走行している付近にこんな車がいたら不安で距離をとってしまいます。




先日、70歳台半ばの父親が、新しく購入した車に高齢運転者標識を貼っていました。

以前より、子供達からは高齢運転者標識を車に付けて欲しいと父にお願いをしていたのですが、
「自分は、まだまだ大丈夫だ!」と言って、なかなか付けてはくれませんでした。
 
そんな父が標識を付けた理由は、
乱暴な運転の車が急に前方に割り込んできた時に怖い思いをしたのと、自分の反応が鈍っていることを自覚したそうです。


皆さん!!
高齢者標識も含め、運転者標識には4つのマークがあるのはご存じですか?


【初心運転者標識(初心者マーク)】



皆さん、ご存じだと思いますが、
誰もが付けたことのある「初心者マーク」です。
    
1年未満のドライバーに表示の義務があり、
表示を怠った場合は道路交通法違反になります。


 
 

【高齢運転者標識(高齢者マーク)】




表示の義務や罰則はなく、
70歳以上で身体機能低下が運転に影響を及ぼす
おそれがある人に「努力義務」として表示を促しています。
 

 
 
 
【聴覚障害者標識(聴覚障害者マーク)】


 
政令で定める程度の聴覚障害のあることを理由に
条件を付けて普通自動車を運転することができる
聴覚障害者が表示するマーク。
表示義務があり、表示を怠った場合は道路交通法違反になります。
 
 
 
 
 
【身体障害者標識(身体障害者マーク)】

 

 肢体不自由であることを理由に、
運転免許に条件を付されている人が表示するマークです。
「クローバーマーク」「四つ葉マーク」と呼ばれ、
表示は努力義務となっています。
 
 
 
 
 
  
 
運転に不慣れだったり、身体障害や身体機能低下を理由に自ら標識を表示している方がいらっしゃいます。

 

「急いでいる。」「スピード感を味わいたい。」・・・・
                      などの理由で周りの迷惑になる運転はやめましょうね。

 

ちなみに、これらのマークをつけたクルマに「幅寄せ」「割込み」を行うと、
道路交通法違反となり、罰金の対象になりますのでご注意下さい。

 
各マークの意味を理解して、優しい運転を心掛けたいですね。