2016年11月16日水曜日
この人のために
私事ですが、近頃、年齢的にも結婚式に参加する機会が多くなってきました。
ご祝儀貧乏で財布の中身が気になるところですが、
それよりも幸せな気持ちを分けてもらうことに感謝して参加させて頂いています。
さて、先日も結婚式に参加したのですが、その際になんと二次会の余興で
ダンスをしてくれないか、と依頼がありました。
勿論、二つ返事で了承し、練習に取り掛かったのですが、
元々リズム感のない自分にジャ○ーズの曲はハードルが高く、
これはマズいと日々練習に明け暮れました。
時には駅のホームで、時には事務所の一角で隠れながら、
時には夜な夜な抱っこひもで赤ん坊を抱っこしながら…
とにかく完璧に仕上げることだけを考えて練習をしていました。
式の日も近づき、焦燥感に駆られる中、あるフレーズが浮かびました。
「ある日突然考えた、どうして俺は頑張ってるんだろう?」
ウルフルズの「明日があるさ(ジョージアで行きましょう編)」のあのフレーズです。
よくよく考えてみると私は人前でそういった事をするのは大の苦手で、
どちらかというと傍観する側の人間です。
しかし依頼を受けた際、断るとか検討するという選択肢は一切無く、
「やります!」と即答していました。
他のメンバーも同じく即答だったそうです。
そうなったのも、新郎新婦の人柄によるものだと思いました。
新郎新婦は二人とも小さなことでも良く気が付き、
日ごろから自然と心配りができるような人たちでした。
そういった日ごろの親切の積み重ねが、結果として周りの私たちに
「この人のために頑張ろう」という気持ちを起こさせたのだと思います。
仕事に置き換えても、同じことがいえるのではないでしょうか。
お互いが「この人のために」という気持ちになることができれば、
多くの仕事を円滑に進めることができるはずです。
自分もそう思ってもらえるよう、また、そういった職場にできるように
改めて自分の事を振り返ってみようと思います。
ちなみにダンスは大方うまくいき、新郎新婦にも満足してもらえました。