会社からの帰り道の出来事です。
20時頃、寒さに震えながら歩いていました。
すると、毎日通る道にあるバス停のベンチに、人が横たわっていました。
近くを通るとお酒の匂い・・・・・
気持ちよく呑んでひと休憩したのかなと思いましたが、
その方がお歳を召した女性であることが引っ掛かりました。
寒空の夜、無防備に寝るのはいくら小さな街でも危険ではないかと。
それも女性です。
そのまま素通りして何かあったら、と考えると怖くなりました。
思い切って声をかけてみると
「ここはどこですか?」「なぜここにいるのですか?」
混乱した様子で話し始めました。
普段はまったくお酒を呑まないのですが、その日は仲の良い友人同士の食事会で
思い切って呑んだこと。その方たちとは家の方向が反対だったので、別れたあと、
まったく記憶がなくなっていること。
幸いなことに住所をしっかり覚えていらっしゃって、
調べるとバス停から徒歩10分の場所に住んでいらっしゃいました。
手を繋ぎながら陽気にご自分の昔話を話してくださり、無事ご自宅まで送りました。
このブログでよく言われる、「声をかける勇気」。
自分もできて良かったです。