私は以前から、よく物を無くす癖があります。
鞄や携帯電話などは幾度となく置き忘れています。
無くした時は、不安と後悔の気持ちでいっぱいになります。
しかし、その都度必ずと言っていいくらい見つかるのです。
親切な方が交番に届けてくれるのです。
日本に生まれて、日本で育った私はそれが当たり前のように感じていました。
先日、友達の紹介で知り合った外国の方にその話をしたところ、
「自分の国では、まず出できません。無くしたらあきらめるしかないです。」
と言っていました。
自らが置き忘れをしなくても、少し目を離した隙に置き引きにあう事も日常的にあるとも言っていました。
そんな話があった数日後、自宅の近くで携帯電話を拾いました。
普段無くすことはあっても、拾う事は中々ない私ですが、迷う事なく駅前の交番に届けました。そこは、二度ほど無くした物を受け取り行ったことのある行きつけの交番です。
いつもは、申し訳ない気持ちで入っていくのですが、今回は堂々と入れました。
その時の気持ちは、以前助けていただいた恩返しという気持ちだったかと思います。
以前していただいた親切があったから、自然に自分も行動できたのだと思いました。今後もいただいた親切を繋いでいく行いをしたいと思います。