先日、電車で移動していた時に、2人組のサラリーマンの1人が、重そうな荷物を持って立っているご年配の方に席を譲る場面を目撃しました。
「もうすぐ着く駅で降りるのでどうぞ。」
「ありがとう。とても助かります。」
一言二言のやり取りの後、2人組と降りる駅が同じだったので一緒に下車すると、こんな話をしていました。
「お礼を言われると気持ちが良いですね。」
「そうだな。お礼を言われて嬉しいのと、相手に喜びを与えられたっていう体感も得られて一石二鳥だな。」
「僕はあまり出来ていないと思うんですけど、人に親切にするって難しいですね。」
「ちょっとした気遣いとか、自分でもできそうなことを、可能な範囲でやればいいんだよ。」
席を譲るというその行為自体は良く見聞きする場面でしたが、上司とその部下だと思われる2人組の会話がとても印象的でした。
確かに業務に追われていると、「周りが見えていないかな。」と感じることがあります。
最近は、この会話を思い出すと、自分も何か出来ることがないだろうか、と思うことが増えました。
この感覚を忘れないようにしようと思います。