2016年10月27日木曜日
将来の夢
子どもが生まれてから家族ぐるみで仲良くなった
【ある家族とのお話です】
私が住む家は数十世帯が住む集合住宅の一部屋です。
私にはいつも支えになってくれる妻と、どんな時も元気をくれる娘たちがいます。
よく見る光景でありながら、それが当たり前と思えるのは
実はとても幸せなことなのかもしれません。
こんなことを言うのはある家族との出会いがきっかけです。
その家族はしっかり者のママと怒ると怖いけどいつも家族のために頑張るパパ
それに長女・長男・次女 5人のいつも賑やかな家族でした。
向かいの建物の一つ上の階という事や子ども保育園が同じこともあり
ちょうど娘がその家の長男と同い年だったのがきっかけで気づいた時には
パパ友ママ友になっていました。
一緒にご飯を食べたり、こどもを預かったり 預かってもらったり
お互いに助け合う関係が自然と出来るようになっていました。
しかし、ある日を境に○○のママが寝込んでしまいます
子どもの送迎にも、おじいちゃんが変わりに来たりと心配をしていた
そんなある日のことです。
妻が一言『○○のママ、がんが見つかったって』っと言いました。
私は『これから、どうするんだろう』
妻『治療しながら子ども達見るの大変だと思う』
『もしあなたがいいなら子ども達 見てあげようよ』
私『そうだね、見られるときは預かろうか』と話しそのことを伝えました。
それから私や妻が休みのときに子ども達を預かることが増え
一緒に遊んだり、お風呂に入ったり、ご飯を食べたり
そんな日々が続き、○○の長女がよくお医者さんごっこをしていることに気づき
妻が聞きました『○○ちゃんは将来看護師さんになりたいの・・・?』と聞くと
○○の長女は『違うよ・・・』と少し黙り込んで言いました
『がんを治せるお医者さんになってママみたいな人達を助けてあげるの』と
少し俯いたまま、何か心の底から引き出したかのように話してくれました。
私はこの言葉を聞いたとき、なにか考えさせられたような気がします
この子にとって、医者は母を助ける事だけではなく、同じ苦しみを感じている誰かを助ける
そんな思い(気持ち)すら感じ取れた気がしました。
この子の優しさは母親だけではなく、きっと世界の人たちも救える優しさだと思います。
私もこの子を見習い、人にやさしく夢をもって生きていこうと思います。
これから先もこの家族と助け合い、支え合いが出来たらいいなと思っています。