皆さんはタイという国にどのような印象を持たれているでしょうか。
・アユタヤ遺跡・トムヤンクン・常夏の国・ニューハーフが多い…
微笑みの国とも言われ、世界各国から旅行先として人気が高くとても開放的な国で自由に楽しんで暮らしているというイメージが強いのではないでしょうか。
確かに気さくな雰囲気の方が多いですし、魅力溢れる観光地です。
ですが、日本で生活していると想像もできないような社会の裏側というものが存在します。実情は人身売買なども行われ、実際に現地に行くとわかりますが身体の一部が欠損している方が「お金を恵んでほしい」と声掛けする姿も非常に多くみます。首都バンコクの中心地です。
あなたはこの方たちを見て金銭を恵みますか?
タイではこの金銭を恵むことが良いこととされており、自分の身に還ってくると考えられています。そのことを逆手に取った組織がビジネスとして、こういう方たちを派遣労働者として毎日一定の場所に配置します。
・自分のために金銭を恵む
→ この方たちの給料となり生活が成り立ち、ビジネスも無くならない。
(この方たちの給料は一般社会人のそれを上回ることも珍しくない。)
・このようなビジネスが成り立たないよう、金銭は恵まない
→ この方たちの生活は成り立たず生きていけない。
どちらが果たして正しいことなのでしょうか。
社会の根本的な問題に目を向けることで、優しさ・親切といった枠を越えて正道について考えることができるようになるのではと思います。