2018年3月8日木曜日

道端にて


先日の休日に久しぶりに妻とドライブに出かけました。

私は平日休みで、妻は土日休みなのでなかなか一緒にどこかに行く機会がありません。
その日は妻が仕事を調整し、なんとか平日休みをもらえたという状況でした。

妻の仕事は介護職で休日もまともに休むことが出来ず、常に仕事の携帯を持ち歩き、休みでも電話がかかってきた場合対応しなければならないというハードな仕事です。

そんな状況の中でのドライブの途中、助手席の妻が道端にうずくまる人を見つけました。
車を停め近づいてみるとおばあさんでしたが、ちょっと話が噛み合わず何を言っているのかよくわからなかったので、近くの交番まで一緒に行き、お巡りさんから色々質問してもらいました。名前がわかったところで、妻が名前に聞き覚えがあり、よくよく聞いてみると、その方は妻のお客様のおばあさんで、認知症をわずらっており、目を離すと徘徊してしまうとの事でした。

そして妻がもっている会社携帯にのっているお客様の番号にかけ、状況を説明しご家族の方に迎えに来てもらい無事一件落着しました。

改めて妻の親切心に感心すると同時に、ハードな仕事のもとに成り立っている介護業界の在り方に一抹の不安を覚えた日でした。