2021年3月2日火曜日

小さな優しいが大きな力に・・・

 新型コロナウイルスの影響で学校が休校になったのが昨年の3月。もうすぐ1年が経ちます。

今年は大学受験制度の改革をむかえる年でしたが、コロナ渦による休校、授業の遅れ、改革の一部延長や受験日程の変更、合格発表の延期まで予期せぬ事態の連続となり受験生にとっては厳しい1年となりました。その状況下においても現実を受入れ、今できること・やるべきことを取り組み、目標にむかう若い世代に感動した1年でもあります。

我が家には高校三年生の受験生がおりどうやって受験を乗り切るの?!と心配もありましたが、学校のリモート授業への切替など迅速な対応により無事に受験をむかえることができました。

無事に受験することができることに感謝しつつも、受験も中盤。

受験仕様の朝のルーティンも慣れてきた頃、腕時計を忘れて家をでてしまうというハプニングがありました。

その日は教室に時計を置いていないという学校。娘が気づいて動揺する前に連絡をと、慌ててLINEに「時計忘れちゃたね--。コンビニ寄ってみて」と連絡をしました。しばらくすると「コンビニ寄ったけど売ってない」と。

こういう日に限って電車の乗り換えもない、大きな駅も通らない……

ネットとで調べてみると受験が行われる最寄りのコンビニには腕時計をおいているところが多いよう。


「コンビニに売っているところもあるみたい。学校の近くでよってみて!

それでもなければ、ダメ元で言ってみる⁈ なければ体感!!大丈夫!!」と

みつからなくても落ち着いていつも通り試験に臨めるようにと願ってフォローをいれ連絡を待ちました。

しばらくすると

「コンビニで聞いたら時計かしてくれた」

「やさしい」っと。


ひと安心とともにその優しさに“じーん”。

そして、幼い頃、知らない人に話かけることもできなかった娘の成長にも更に“じーん”。

帰宅した娘に話を聞いたところ、毎年腕時計を忘れて買いに来る受験生のために貸し出しをしてくれているそうです。

この親切心からどれだけの受験生救われたことだろうと。これからはこのあたたかい優しさを受けるだけでなく与えていけるように成長していってほしいと心から感じた1日でした。

小さな優しいが大きな力に。これからの時代を生き抜く力になっていくと感じています。

立ち向かうだけがすべてではありませんが、これからも起きるだろう大きな変化を受け止め乗り越えていく若い世代を頼もしく期待するとともに私も日々頑張らなければと思う毎日です。