2016年11月4日金曜日

突然の出来事




あるバスに乗車しているときのことです。

 

突然、バスの後方でゴトンという大きな音がした瞬間、
一人の中年の男性が倒れて、近くの女性が「誰か救急車を呼んでください」
と叫ぶ声に後ろを振り返りその状況を知りました。
 

バスは急停車し、バスの中は大騒ぎ、私は前のほうにいたために動けず。


運転手は慌てているせいか、車の外を歩き回りながらどうしようというばかりで
話にならない。


吃驚したのは、近くにいた乗客全員が倒れている人を跨いで通り過ぎ
バスからさっさと降りて何事も無かったように去っていく姿。

 

残ったのは、私ともう一人の中年男性と運転手、運転手は相変わらずおろおろとするのみ。


やばいと思い、咄嗟に倒れている男性に向かい、意識の確認、脈の確認をとりながら
消防署に連絡、救急隊に男性の現状況を伝え救急依頼を行いました。

 

やがて救急車が到着した時に男性の意識が少し戻り、私に手を合わせておられました。
まだしゃべれない様子でしたが、それだけで私も良かったと思いました。

 

バスの中の人間たちももう少し助けるとかできないのかと、半分怒りを覚えながら
反面、突然ながら昔の経験が生きて、対応ができたことが嬉しくその場を去りました。

 
これからも親切心運動の一助になれるような人間でありたいと思います。